エピローグ — 川棚から全国へ

とりまとめ役の和田さんに、なぜここまで熱心に盗餅に携わる理由をお聞きしました。

「地元の人に喜んでもらうために取り組んでいます。成人の子らは県外に出ていく人が多いけど、地元に帰ってきたらこんなのがあって楽しいけ、地元で消防団入ろうとか、盗餅に参加しようとかそういうのに繋がればいいなと思ってやってます。どうしても田舎やから若い人っておらんくなりますよね。」

また3年前にとりまとめ役を引き継いだ際は

「行事を責任持ってやるとなると大変になるんですよ。そういう意味でちょっと、という気持ちは確かにありました。」

「でも3年やっていると、この盗餅が川棚だけじゃなくて、山口県にも知ってもらいたいし、最終的には全国に取り上げられるような行事にしたいなって思うようになりました。変わった行事なので、そういうのも人が笑顔になる活動かなと思って。」

北村地区の青年団のみなさんの絆はかたく、とても情熱的。各々が心から楽しんでいる姿がみえてきました。

盗餅には、川棚の知名度をひっくり返す力がある

青年団のみなさんと一緒に水を浴びるうちに、確信めいたものがふわっと脳裏に浮かびました。