こんなんしよるけえ、おいでえや。
青年団の有志の1人、高崎剛さん(46)はさまざまな人にこの言葉で盗餅へ誘っています。ナンパのように思われるかもしれないけど、とはにかむ高崎さん。
「これで地域が活性化するんだったらいいと思いますしね。なかなか珍しい行事やけえ、やっぱみんな楽しんでくれるとは思うんですけど。」
「正月明けて早々みんなでこうやって集まって。ワイワイ言いながら馬つくって。面白いですよ。」
と剛さんはにっこり。
盗餅を担う青年団には下は23歳から上は51歳まで、24名が所属しています。
「ここの盗餅の有志たちは割と年齢層が若いし幅広い。男女とも入ってるし。同級生のつながりばかりになりがちだけど、下とか上の世代も混じれるというのがここの強みかな。」と和田さんは教えてくれました。
若い世代をどう盗餅に引き入れているのか、オブザーバーの大岡さんに聞いてみました。
「最初、23歳の男の子を盗餅に呼びました。盗餅が結構楽しかったみたいで、そしたら地元の消防団にも入ったんですよ。盗餅から入る人もいるし、消防団から入る人もいるし。よその地域の人も、盗餅がきっかけで知り合って、また来てくれる人もいるし。」
大岡さんは続けて
「この辺は土地が安いんです。市内まで30分で行けるので、こっちに住んで市内に仕事行く人が多いですね。ここら辺をずっとみてるんだけど、知らん人ばっかりで。だから新築の家を盗餅でまわったりしよるんですよ。それでわかったりすることも増えてますね。」
「徐々に新しくやってきた人を盗餅に引き入れているのですか」と尋ねると、
「盗餅に来ませんか、消防団に入りませんかとか言ってね。」と大岡さん。
「ここに住んで一緒にやりませんかとも言ってます。まだ1人も来てないけど。」と大岡さんは笑います。